<海外トライアスロン>ドイツのSpreewald Triathlonミドルディスタンス参加レポート

2019年6月15日に、ベルリンの隣のブランデンブルグ州でトライアスロンのミドルディスタンスに参加してきました。

気温が35度もあり、暑くてヘロヘロになりながらも、なんとかゴールしたのでその大会レポートを書いてみました。

大会概要

今回参加したのは、ブランデンブルグ州のSpreewaldエリアにあるSpreewald Triathlonという大会です。

場所はベルリンの南東のSpreewaldと呼ばれる水の多いエリアです。

リンク
https://www.spreewald-triathlon.de/index.php

 

かなり田舎の方なので、自動車で行くことをお勧めします!自動車はスタートのすぐ近くに駐車場があり、そこに駐めることができました。

 

コース概要

スイム
バイク平坦
ラン平坦、未舗装トレイル

大会コンディション

大会当日は天気が良く、雲もほとんどない青空。それはいいのですが、ここ最近はずっと気温が高く、湖の水温も24.9度になり、ウエットスーツは使用禁止になっていました。せっかくウエットスーツを買ったのに使えないのは残念です。

また、気温も36度と、ドイツの一年でも一番暑いくらいの気温を観測し、バイクとランパートでは、暑さとの戦いになりました。

自分が出場したミドルディスタンスの部門はこの暑さのせいか、参加者154人中34人(22%)も途中リタイアしてしまったようです。

自分もバイク中60kmくらいから、このあとラン20キロは無理だと諦めそうになりました。特に自分は暑さが苦手なので。

 

ここからは、大会の様子です。

 

スタート前準備

トランジションゾーンに自転車と靴を預けます。置く場所に番号が振ってあり、自分のスタートナンバーのところに自転車を置きます。

この大会は固く張ってあるワイヤーが準備されており、自転車を引っ掛けて立てかけました。スイムから終わってから素早くヘルメットやナンバーベルトなどをつけれるように自転車の上へ置いておきます。

かなりの暑さが予想されていたので、ボトル3本、計2.5Lの水にBCAAを混ぜておいたものを用意しておきました。

 

水泳から終わった後に足を拭けるように下にタオルを引いておき、その上にバイク用の靴とラン用の靴を並べておきます。日が強いので、ランの時用にキャップも用意しておきました。

 

 

まずまずのスイム2.2km

スイムは750mほどのコースを3周です。

スタートして、まず真ん中の順位の中央の位置を泳いでいました。プールのように底に線の引いていない湖や海でのスイムは、正しい方向に向かって泳ぐことが難しいので、息継ぎの時に左右に人が見える位置である中央を泳ぐことで泳ぐ方向を確認していました。

他の人のすぐ後ろを泳ぐと水流により一人で泳ぐよりも楽に泳ぐことができるので、誰かの後ろにつこうと思っていたのですが、水が濁っており、自分の50センチほど前までしか見えず、少し離れると前の人を見失ってしまい、誰かの後ろをずっとついていくことはできませんでした。

500mほど泳いだ頃から頭痛が始まってしまいました。たまにプールでの練習でもなっていたのですが、何が原因なのかわかりません。軽い酸欠なのでしょうか。誰か何か知っていましたら、教えてください。

 

前回の大会では、平泳ぎでしかスイムを泳ぎ切ることができなかったので、今回は目標の一つとして、「クロールで泳ぎ切ること」にしていました。

前回の大会

最近新しいことにチャレンジしていますか?私はこれまで、マラソンばかり出ていて、少し新しいことにチャレンジしたいと思い、トライアスロンに出よう!と決心。ただし、トライアスロンは、スイム、バイク(自転車)、ランの3種目あり、自転車が必要[…]

それが達成できたのでとり合えず満足。時間は40分40秒でペースは1分55秒/100mで自分が泳ごうとしていたペース通り。順位は154人中87位。前回まではクロールで200メートルしか泳げなかったのでこの順位は上出来です。

 

Time  49分02秒
1分55秒/100mペース
スイムの順位 87/154位

地獄のバイク84km

 

スイムまでは水の中だったので暑さは感じなかったのですが、ここからは日陰の少ないコンクリートの道を84kmも走ります。この暑さで16人がここでリタイアしたようです。

前回のトライアスロンはギアのないシングルスピードバイクで参加しましたが、84kmはさすがに無理なので、上の写真のトライアスロン用のバイクを買いました。

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カナダのメーカーのArgon18のE-118というモデル。自分で言うのもなんですが、カッコイイです。以前、かなりトライアスロンに打ち込んでいたセミプロのような方から、中古で買いました。このバイクについては、また別に記事にしたいと思います。

 

水分補給用のボトル3本、エネルギー補給源としてエネルギーバーを5本持って出発。汗をかなりかきやすい体質で足がすぐつるので、出発前のトランジションでマグネシウムタブレットを一つ飲んでおきました。

 

バイクは42キロのコースを2周。1周目は順調にいけました。暑いので水分を多めに取ることを心がけ、早め早めに水分補給を行いました。しかしスイムから続く頭痛は治りません

 

このバイク中は出力計をみて、約200Wを超えない程度で漕ぎ続けることを意識していました。後で知ったのですが、FTPと呼ばれる、自分が1時間維持できるパワーを表す数値の70%のペースを目安にするといいらしいです。ただ、自分のFTPを図ったことないので、知ってても参考にできませんでした。

 

ドイツの田舎道をずっと走るコースで、数カ所路面の荒いところがありました。そのエリアでは振動で足に負担がかかりましたが、それ以外は平坦なコースでした。
82kmで獲得標高は約300mほど。
42キロのコースを2周です。

 

追記
これを買ってFTPを測定できるようになりました!

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2周目に入ると、だんだんとエアロバーを握った姿勢を保つのが辛くなってきました。体幹部が弱いのかもしれません。また、股間部分もトライアスロン用の薄いパットのものなので、圧迫されて痛くなり、たまに立ち漕ぎで休まないといけないほどに辛くなりました

出力も落ちてきて、180Wほどに。さらに気温も日向は40度近くになり、意識も朦朧とするほど。60kmくらいの地点から、この後20kmもランは無理だと思い、何度もリタイアしようかと思いました。

バイクで事前に60kmまでのトレーニングはしていたのですが、84kmのトレーニングはやっていなかったので、一番不安なパートでした。足が若干つりかけましたが、なんとか最後までスピードは落ちながらも走り切りました。

順位は90位。まだまだバイクのトレーニングが必要です。

Time 2時間41分28秒
平均時速 32.5km/h
NP: 188W
平均心拍数: 143bpmバイクの順位 90/138位
ここまでの順位 90位

 

以外といけた、ラン20km

ヘロヘロになりながらも走りきったバイクの後、さらに20kmのランが残っています。湖の周りを4周。ここも暑さでさらに18人がリタイア。気温は36度ほど。

バイクを置いた後、足がつらないようマグネシウムタブレットを2つ飲んでおきました。

バイクで疲れ切った足に鞭を打って出発。足がつらないようにスローペースでスタート。靴以外の全身に水をかけて体を常に冷やしつつ走り続けます。

このランの時に意識したのはLT値。乳酸がたまり始めるペースの値で、自分が以前スポーツドクターで測定した時の値を参考に心拍数155bpm以下で走るよう心がけました。

 

 

乳酸がたまると足がつるので、乳酸がたまらないよう心拍数だけ意識し、ペースは気にせず走ることにしたのが良かったのか、最後までギリギリ足がつらず走り続けることができました。また2.5kmずつあるスポーツドリンク、コーラ、水を毎回しっかりととり、水を全身にかけ、体を冷やし続けました頭に水をかけるたびに、生き返る心地がします。

バイクの途中でリタイアも考えたほどでしたが、走っていると以外といけるかも、と思えてきました。ペースをかなり抑えたおかげかもしれません。

湖の周りを4周走るのでので、1周まわるたびに、スタート地点で待っていてくれている妻と息子の応援に力をもらいながら、なんとか最後まで歩かず走りきりゴール! 走り終わった後は、火照った体を湖で冷やしました。

この大会では完走メダルがもらえず少し残念でした。

Time : 2時間2分07秒
平均6分14秒/km
平均心拍数:151bpm
ランの順位69/120位

 

総合

最終結果です。

Time 5時間33分15秒
最終順位 76位/120位

総評

初めてのミドルディスタンス。思っていたよりもきつくて、ロングディスタンスは今のままでは絶対に無理だと思いました。ただ、目標としていた、「クロールで泳ぎきること」と「6時間以内」を達成できたのは、自分の中での大きな成果となりました。

あと一ヶ月ほどに次のミドルディスタンスの大会が控えてるので、この大会での学びを次に生かしたいと思います。

大会評価

交通機関 2
水質 2
バイク路面 4
ランコース 3.5
景品 1
総合 2

 

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