<海外トライアスロン> Challenge Roth 2022 参加記

ロングディスタンスのトライアスロンで有名なIronmanシリーズ。それと並んで有名なのが、”チャレンジ・ファミリー”。そのChallengeで世界一有名なレースが、ここドイツのRothというバイエルン州にある小さな街で行われています。

https://dcr.challenge-roth.com/home.html

世界のトッププロであるJan Frodeno選手が、以前、ロングディスタンストライアスロンの世界記録を達成したのもこのレース。それもあってかとても人気の高いレースです。特にバイクコースの途中にあるSolarer Bergという坂が有名で、まるでツール・ド・フランスのように観客が選手たちに迫って応援してくれます。ぶつからないか心配になるほど。ほとんどの選手たちがここが記憶に残る場所と言うそうです。

ドイツ在住の一般エンジニアである自分が、そのレースに出場してきました。

ちなみに、今までのトライアスロンの参加歴は

  • オリンピックディスタンス 1回
  • ミドルディスタンス 3回

参加回数は少ないです。

 

KAI
初めてのトライアスロンは、クロールで100メートルしか泳げなかったので、平泳ぎでスイムを行い、ウエットスーツも無かったので、海パンで凍えながら泳ぎ、ギアの無しのシングルスピードバイクで参加しました。笑

 

以下がこれまでに出場したレース↓

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今回出場するフルディスタンスの距離は以下↓

  • スイム 3.8km
  • バイク 180km
  • ラン 42.195km

いやー長い。

それではレースレポートをどうぞ。

プレレース

大きな大会になると、前日にバイクチェックインをしなければいけません。チャレンジRothもそうで、前日までにナンバーを受け取りに行き、土曜日のレース前日にバイクチェックインへ行きます。自分の場合は、自宅からそこまで遠くないので車に自転車を乗せて持っていきました。

ナンバーの受け取りとエキスポ

ナンバーの受け取りは、最終ゴールに併設されているエキスポで行います。快晴で気温が30度近くあるためか、まるで南国の島に来ているような感覚になりました。エキスポには有名なメーカーが所狭しと並んでいました。

 

ナンバーを受け取ったあとは、隣りにあるゴールへ 見学へ。明日ここに無事に来れるかな、と考えながらゴールを眺めます。

 

大会前日のTweet↓

https://twitter.com/inokatsu567/status/1543287395742785541

バイクチェックイン

バイクチェックインの場所は、最終ゴールと10キロほど離れたところにあります。大会本番はこの場所からスタートです。

チェックインの前にヘルメットの前側と両サイドの三箇所にナンバーがついたシールをはり、自転車にもナンバーをシートポストに取り付けます。

会場には、所狭しとスーパーバイクが並んでいました。いくらするんだろうか。多分、安い車よりも高いと思われる。
(下の2つ目のスーパーバイクは、150万〜200万する。。。)

動画でこのレースのいろいろなバイクが紹介されていました↓

 

コース概要

スイム水路(流れはほぼ無し)
バイクかなり起伏あり(総獲得標高2000m以上)
ラン平坦、舗装と砂利
引用元:https://www.challenge-roth.com/home.html

中央上にあるStartと書いてある 場所からスタートし、まず 水路を3.8キロを泳ぎます。水路沿いには道があるので、すぐ近くで応援でき、泳いでいる横をついていくことができるので、応援する側にとってもとてもいいコースです。

その後バイクは2周回るコース。アップダウンも結構あります。コースマップには獲得標高1200mと書いてありますが、自分のGPSでは2000mでした。

その後のランは水路沿いを25キロほど走りその後Rothの街に戻ります。

大会本番当日

水路沿いに仮設で作られた駐車場に車を止め、トランジション1へ向かいます。スタートへ向かう橋の上からは今から泳ぐコースが遠くまで見通せます。レースがスタートするとここから多くの人を観戦をするスポットです。

気球も浮いている

大会当日の朝の気温は10度。この格好でもまだ寒い。

ナンバー受け取りのときに3色のバックを受け取り、バイクチェックインのときにラン用の道具を青いバックに詰めて預けておきます。ランのスタート地点へ係の人がトラックに詰めて持っていってくれます。

あとの2つのバックは、赤がバイクスタート用で緑がレース後の着替え用です。この赤のバックは6時15分までに、自分でバイクスタートの自分の番号のところに並べます。緑のバックは自分のスタートの30分前までに近くのトラックに預けると、ゴール地点まで持っていってくれます。

去年応援に来たときもそうだったのですが、朝の気温の低さにより水面から水蒸気が出て、白く幻想的に輝いていました。

https://twitter.com/inokatsu567/status/1543433453647138819

スタート地点から流れているグラディエーターの音楽で早朝から気分が高ぶりました。

https://twitter.com/inokatsu567/status/1543435193901522948

駐車場から10分ほど歩いてスタート地点へ。自分のスタートはプロのスタートよりも1時半ほどあとなので、すでにプロは準備を始めていました。やはり最も注目される選手であるヤンフロデノ選手は多くのカメラマンに囲まれていました。スタート準備中の彼は、骨伝導イヤホンで音楽を聞きながらリラックスした様子。やはり194cmも身長があるので遠くからでも目立つ。体重はこの身長でも76キロしか無いのにどこからバイクのパワーが生み出されるのか不思議。

自分のスタートまではまだ2時間以上あったので、のんびり準備を開始。昨日の晩ごはんの残りのチャーハンを食べ、バイクの最終チェック。特に問題なし。

昨日入れたつもりの日焼け止めが見つから無い。忘れ物した。。。まだスタートまで1時間あったので車へ取りに戻る。

急いで日焼け止めを塗り、ウエットスーツを着る。ウエットスーツで擦れる脇、首まわりにワセリンをしっかり塗っておきます。最近猛暑が続いていて、水路の水も珍しく温まって24度になり、プロはウエットスーツ禁止になっていました。エイジグルーパー(プロ以外の一般参加者はこう呼ばれます)はウエットスーツを着てOKでした。

使っているウエットスーツはこれ↓
私は184cm、細身でMTサイズでちょうどよかったです。

緑のゴール後に受け取るバッグに荷物をつめ、近くのトラックに預けます。

昨日景品としてもらったレッドブルをスタート直前に飲み、いよいよ水の中へ!

Swim

15分ごとにスタートブロックが別れていて、プロから遅れて約1時間半、やっと自分の番がやってきました。スタート時間が書かれたスイムキャップをナンバー受け取り時にもらっていたのでわかりやすい。

スタートは上の写真の左端の方にある階段のようなところから水に入って、もう少し進んだ所にあるロープからスタートします。水路の中心部分は足がつかない位深いので、スタートまでの数分間は浮いておく必要がありますが、岸側だと足がつくのでのんびり待ちたい人は岸側にいると、スタートまで浮いている必要が無いので楽です。自分も岸側でエネルギーをセーブしました。

スタート前にゴーグルの紐がゆるい気がしたので少しきつくしました。これがあとでの失敗につながるとは。。。

所狭しと詰めかける観客

いよいよスタート。

大砲の号砲とともに、スタートラインから一斉に泳ぎ始めます。やはり長いレースなので今までの大会よりもバトルもなく、ある程度緩やかに全員がスタートしている感じがしました。
自分も意識してゆっくりスタートし、リズムがつかめるまでかなりゆっくりとしたペースで進むよう心がけます。

しかし。

スタート100メートルですでにトラブル発生!

先程、ゴムを強く締めすぎたせいか、水が両目に入ってきて前が全く見えなくなりパニック。スタート直後からやってしまった、と思いながら急いでゴーグルを外して水を出し、再びつけなす。目にしっかり押し付け再びスタート。

その後はなんとか水も入ってこなくなりました。危なかった。開始100メートルで脱落したくないぞ。

 

KAI
いつも通りの締め付け具合で行くべきでした。。。

最初の1キロはペースも考えず、とにかく楽に泳ぐことを意識して泳ぎ続けました。水路なのですぐ横にいつも応援してくれる人達が見えるのもなんとなく心強い。水は濁っていて、すぐ前の人の足がギリギリ見えるか見えないか位の透明度でした。離れると泡しか見えなくなるので結構ぴったりついていかないと、前の人がどこにいるかわかりません。

1kmくらいで最初の折返し地点

1キロ超えたあたりからちょうどいいペースの人を見つけたので、その人について行く。2.5キロ地点までその人を追いかけるゲームになった。誰かの後ろについていくと、流れがあるのかやはり結構楽に進むことができる。さらに進む方向を確認する必要が無いのも精神的にも身体的にもかなり楽。(ただし、前の人がちゃんとした方向に進んでいれば。)。

そこで家族と待ち合わせをして、泳ぎながら家族を探して見つけたので手をふったら子供たちも自分を見つけてくれた。

手を振った時に変に力を入れたので足がつってしまった。そのままゆっくり泳ぎ続けると足がつったのが治ってきたのでよかった。

 

手を上げてこっちを見ているのが私

スイムの練習量が少なすぎて(週1回2000m位)、若干不安があったが、意外となんとかなった。肩周りも特にキツイと感じず、プルも最後までキツイとは感じなかった。いつもよりもかなり楽に泳ぐことを意識し続けたのが功を奏したのかもしれない

記録は1時間16分43秒。

スイムの結果は、2:00/100mペース。

・良かったのは頭痛がスイム中に起こらなかったこと。
・足がいつもよりもそこまで攣らなかったこと。
・家族と会え、一緒にコースを進めたこと。
Time  1時間16分43秒
2分00秒/100mペース
平均心拍数140BPM

スイムの順位 1207/3400位

 

T1 (スイム→バイク)

今回はバイクの時間が6時間近いので、トライアスロン用のウェアではなく、バイク用の服装にしっかり着替える。トライアスロン用のやつはパットが薄いので6時間も股間が耐えられそうにない。

水から上がったあとにおいてあるバイク用のバックをとり、バイク用ズボンと、トリコ、靴下、シューズをトランジション用テントで履きバイクへ。

バイクにおいていたナンバーを後ろ向きにつけ、ヘルメット、サングラスをつけ、いざ6時間のバイクの旅へ出発!

 

Transition1:4分43秒

 

バイク

バイクは180km。合計獲得標高が約2000mだったので、かなりアップダウンがあるコース。

以前申し込んだスイスでのアイアンマンもこのくらいの獲得標高だったので、フラットなコースではない。(アイアンマンスイスはコロナで先延ばしにしているので、来年か再来年にでます。)

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ボトルは3本。750mlのボトル1本に濃ゆめにBCAAを溶かした水。もう1本750mlのボトルにBCAAを普通の濃さで溶かした水。3つめはハンドルバーのところに500mlのスポーツドリングをエアロポジションのまま飲めるようにセット。

トリコの背中のポケットにジェルを4つ、バイクにとりつけたボックスに2つ。電解質のタブレット2つ、妻が作ってくれた塩飴4つを入れていました。

スタートした 食後は水泳による疲労は全然感じない。トランジションで乾いた服を着たので走行による風でも寒いとは感じない。すでに気温が上がってきたのかもしれない。今日は30度以上になる予定なので、水を補給を怠ってはいけない

バイクは90kmを2週走るコース。1周目は飛ばしては行けないと自分に言い聞かせていて、出力がNP 200ワットになるように走るつもりが210Wから220W位で走ってしまっていた。これが後で響いてくる。

 

70キロあたりで有名なSolarer Bergがついにきた。ツールドフランスのように人がたくさん集まっていてとても細い道を駆け抜ける。こんな焦げるようなジリジリとした暑さの中でも、とても大勢の人たちが全力で応援してくれていた。坂なのでバイクのスピードも落ちるので観客の熱気が間近に感じられる。遠くからでも坂の上まで人のトンネルが続いているのが見えて、心が震えた。やはり、みんなここが一番記憶に残るというのも当然だと思う。あまりに興奮したので、遠くから見えたときに

「すげー!!!」

と叫んでしまった。

こんな暑い中、応援する方も本当に大変だと思う。応援してくれる人たちもほんとに感謝の気持ちでいっぱいだ。

 

80kmあたりで小トラブル。なんか、腕がチクチクするなと思ったら、軽く腫れていた。走っているときに腕を蜂に刺された模様。なんとか毒を吸い出す。プロも何人か刺されている人がいたので今日は蜂がかなり飛んでいたのかもしれない。

バイクの前半からすでに気温も高くなって来ていたので、15分ごとにジェルをとる。約17kmに一度ある補給ポイントでバナナ半分、エネルギバー、水のボトルをもらい、水を体と頭にかけ、ひたすら体温を下げるよう心がける。ずっとかけ続けないとすぐ走行風と高い気温ですぐ乾いて暑くなってくる。

前半の90キロは問題なく走れていたが、120キロを過ぎたあたりで足の太ももの内側が両方攣り始める。こんなとこ今まで攣ったこともないので治し方もわからない。どうしよう。とりあえず、全く動けないわけでなはいので、少しスピードを緩めてジェルをとりつつ、ペダルを漕いでいるとなんとか回復してきた。乗ったままマッサージをして何とか乗り切る。

その後も時々足の色々な部分が攣りそうになってくる。例えば、ハムストリング、太ももの前側の外側など。ハムストリングも伸ばそうと、力を入れると、他の場所が攣ってしまうので、どうすることもできない。もう足が限界に来ているようだ。

ミネラル不足のせいかと思って、妻が作ってくれた塩飴を食べても、そこまで治らない。普通に乳酸を足に貯めすぎてしまったみたい。。前半飛ばしたつけが来てしまった。。。。

1周目はほとんど風は気にならなかったのに、後半から風がかなり強くなってきて、悪いことに向かい風。足が限界近いのに更に向かい風が追加され、更にハードに。自然が体を痛めつけてくる。。。やめてくれー。

 

別のトラブル発生。

シューズの幅が狭いせいか、両足の外側が痛い。また右足の親指の感覚がなくなりしびれて感覚が無くなってきた。以前はそこまでならなかったのに、なんでだろう。足が浮腫んでしまったのだろうか?痛すぎるのでベルクロを緩める。すると少し楽にはなったがそれでも痛い。ひたすら我慢して進む。

 

全体でもバイクのセクションが1番辛かった。180キロメートルは長い。本当に長い。長過ぎる。飽きるレベル。

ラスト20キロ位から無性にトイレに行きたくなる。何とかゴールまで我慢した。(漏らしてはいない、。。。はず。)

 

Time 5時間49分47秒
平均時速 30.6km/h
NP: 188W
平均心拍数: 135bpm
バイクの順位 1198/3400位

T2 (バイク→ラン)

バイクからランへのトランジション。
ボランティアの方がバイクを受け取ってくれるので、すぐに渡してラン用バッグのところへ。ラン用バックを受け取り、着替えテントへ。

バイク用のズボンを脱ぎ、ラン用ズボンへ履き替え、ジェル2本、足の指にワセリンを塗り、再度日焼け止めを塗り直す。

トイレに寄ってからランスタート。

ここから42.195kmの長い長いランが待っています。ここからフルマラソンか。。。

Transition2:5分42秒

ラン

長い長い道のりがスタート。

KAI
今まですでに7時間以上も動いてきたのに、ここからマラソンか。。。

このころ、この日最高気温の32度。日が直接あたるとこでは45℃位になっていると思われる。雲もなく、日が照り続けている。暑い。暑すぎる。

走り始めて1キロでハムストリングがすでにつり始めたので一旦止まりストレッチ。この先大丈夫か心配になる。

次の補給所で水とミネラルのタブレットを摂取した。水路に向かうところの坂がきつい。

スタートした時は5分40秒位のペース。暑いのでバイクの時同様、水をひたすら体にかけながら進む。2キロごとくらいにある各補給ポイントで水を体にかけ、ジェルをもらい食べ続ける。もうジェルを食べすぎて内蔵が大丈夫か不安になってきた。

ペースは6分前後。このペースだとなんとなくもつかなぁと思えた。自転車で足がかなりつっていたのでランニングは全く走れないかと思ったけど意外と大丈夫。やはりバイクとランの使う筋肉は違うのだろう。

チャレンジRothのランコースは25キロ地点位までほぼ水路沿いの砂利道を走る。日陰がかなり少ないのでかなり暑い。補給所が結構頻繁にあったのでそこでひたすら頭と体に水をかけ、ジェルを毎回もらってそれを取り続けるそのおかげか今ギリギリ足がつらずに済んだ。たまに脛あたりがつりそうになったので大きく動いて違う筋肉を使うことで何とか回避した。つりそうになった部位は、ハムストリングとスネ。

15キロ走った位でこれはゴールまでいけそうだとなんとなく確信できた。まだ残り27kmもある地点でゴールできると思えたのはなぜだろう?体的にギリギリのところで走っていたけど、なぜそう思えたのか。自分でもわからない。ただそう思えたことで、途中でリタイアしようとか、歩こうとか全く思わずにすんだ。長い距離のレースになるほど精神の強さが重要になってくると言われるが、不思議とゴールまで行けると確信できたことが、この最後のランを最後まで歩かずに走り続けられた要因だと思う。

マラソン大会だといつも途中でやめたい気分になるのにも関わらず、このレースで7時間動いたあとのマラソンでやめたいと思わなかったのはなぜだろう。未だにわからない。ただそれが確実にプラスに働いたことは事実だ。

長い長い水路沿いの道が終わり、ついに街の方へ。約30km地点。この頃から12時間を切るという意識が芽生えてきて、時間を計算しながら走り続ける。この頃、6分から7分ペースの間で走っていて、このペースで走り続ければ12時間が切れるとわかり、モチベーションアップ。依然として足が攣りそうなのは変わっていない。何度か足が攣ったので止まってストレッチを数回行った。

沿道には、多くの人が応援してくれていて、みんな英語で応援してくれていた。やはり、海外からの選手も多いので、みんな英語で応援しているのだろう。

「You look great!」「Keep smiling!」などみんな声をかけてくれる。なるだけ笑顔でいいねのポーズをして、感謝の気持ちを表しながら走っていた。

ついにゴールへ。

やっと、夢見たゴールへ。緑のマットがスタジアム内に入る。ついにここまできた。7時半頃スタートし、19時にここへ。ほぼ一日、炎天下の中を動き続けていた。それももう終わる。やっと。

スタジアムに入ると、コース上で息子が待っていた。妻もゴール沿道で待っていてくれた。みんな来てくれてありがとう。最後は息子と一緒にゴールラン。やりきった!

 

メダルをもらい、喜びを噛みしめる。息子も一緒にゴールできて嬉しそうだ。父も嬉しいぞ!

Time : 4時間25分05秒
平均6分23秒/km
平均心拍数: 138bpm
ランの順位960/3400位

まとめ

Time : 11時間41分58秒
総合順位1050/3400位

12時間を切れたので大満足。さらに最後まで歩かずに走りきれた自分を褒めたい。

これで今年最大のイベントが自分の中で終わった。人生最大と言ってもいいかもしれない。

自分の限界にチャレンジするって面白い。正直、マラソンを走っていた頃はアイアンマンなんてできるわけないと思っていた。そんな自分がやりきることが出来た。自分の限界ってやってみないとわからいない物だと再認識。やってよかった。

良かった点

  • ゴールまで歩かなかった
  • マメができなかった

改善点

  • スイムの練習量を上げる
  • 足がつらないよう対策

ハプニング

  • スタート100メートルでゴーグルがずれて水が入って見えなくなる。
  • バイク時に蜂に刺される。
  • 120キロ地点で両足がつる。
  • 右足の親指の感覚がなくなる

 

レース100日前からのトレーニングはこのTweetの返信にあるので興味ある人は覗いて見てください。

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