去年、イタリアのコルティナで、20kmで獲得標高1000mの大会に出ましたが、今年は48kmで獲得標高2000mのCortina Trailというトレイルランに参加しました。
去年の大会↓
トレイルランをやっている方は、一度でもアルプスで走ってみたい!と思ったことがあるのではないでしょうか?しかし、日本からは遠いし、海外で大会に出るのは大変そうだし、行く労力に見合うのかなと尻込みしてしまうかもしれません。 […]
Cortina Trail 概要
イタリアの北部、アルプス山脈エリアで行われる48kmのトレイルランで、切り立った岩山の間を走ります。下の画像のように、標高1200mからスタートし、標高2300mあたりまで上ったり下ったりを繰り返します。
https://ultratrail.it/en/cortina-trail-path.html
詳細のデータは下の表のようになっています。
スタートとゴールが同じ場所なので、上りも下りも2600mです。最高到達点は2420mの山小屋があるところで、かなり空気も薄くなります。
コースは以下の動画参考↓
レースの様子
Cortinaの町の中心からスタート。参加者は約1700人。のんびりスタートしました。
最初の方の上りは渋滞していてひたすら歩いて上へ上へと向かいます。雲もほとんどないいい天気で、気温もスタートしたころはすでに25度ほどありました。
水も背中に1.5L、リュックの前に500mlのボトルを2本入れて、その中にBCAAを溶かした水を入れておきました。最近BCAAのおかげか、走っていても足がつりにくくなりました。
上の写真の中央あたり、はるか先に人がいるのがわかりますか? 奥の谷に向かってひたすら登り続けます。
標高の高いところにはまだ雪が残っているとこがあるのですが、その溶けた雪が川になり、その冷たい水が流れる川を、靴を濡らしながら通らなければならないエリアもありました。
3度川を渡るとこがありましたが、靴を濡らしたくなかったので、1度目は靴を脱いで裸足で渡りました。膝くらいまで深さがあって、ゴロゴロした石が痛い!
2つ目と3つ目の川渡りは、なんとか迂回しながらジャンプしました。
標高に高いところにでると、素晴らしい景色が広がっています。これぞアルプス!っていうような景色。
最高地点の2400mあたりでは雪の上を通って、上へと向かいます。登山用ステッキがなければ、上半身が使えないので、下半身だけで登らなければならなくなり、かなりきついので、ステッキは必須です!
前回のトレイルランの大会は、グラン・カナリアという島で出たのですが、その時水分が足りなかったのが原因かわかりませんが、下りは頭が揺れて頭痛がひどく、全く走れませんでした。
今回はかなり水を多めに飲みながら走ったのですが、それでも頭が痛くなってきたので、早めに頭痛薬を飲みました。それのおかげで後半の下りも走り続けることができました。
グラン・カナリアの大会の記事↓
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ゴールは再びCortinaの町です。道端の人たちがみんな拍手で迎えてくれます。今までほとんど人がいない山の中を走っていたので、とても嬉しい気分になりました。
前半をかなり抑えて走ったので、最後まで走りきることができました。約9時間半かかってゴール!
良かった点、改善点
良かった点
- ペース配分。心拍数をLT値以上にならないように常にチェックしながら走った。約155rpm以下
- 足がつらないようマグネシウムタブレットを10キロごとに摂取
- BCAAを入れた水2.5L持って行った
- 登山用ステッキを使用
- 川の水を体にかけ冷やし続ける
- 頭痛薬を飲んで、頭痛を抑えた(ただし高山病だと危ないので気をつける)
- 知り合いと話しながら走る
- 長いくだりが始まる前に靴紐を締め直して、つま先が靴に当たらないようにする
- ふくらはぎと太もものコンプレッション
改善点
- 胸のボトルのホースを長くして飲みやすくする
- エネルギーバーは飲み込みにくく、息が苦しくなるので飲み込みやすいゼリーなどにする
よいトレイルラン生活を!
自分が使っているトレランバッグはこれです↓
トレイルランの基本技術はこれで学びました。鏑木さんの本です。
トレイルランの激しさはこの本がおすすめ!極限状態を、世界で闘う鏑木さんがどう乗り越えたか書いてあります。
この本を読むとトレイルランを始めたくなること間違いなし!
最近運動のモチベーションがわかないな、という人はまずこの本!
小説が好きな人はこの本